初秋の空気を味わい走る
2020年 09月 28日朝晩はもう寒い位ですね。
日中の気温も高く上がる事無く、凌ぎ易く成りました。
昼から半日オフを得たので、W2SSを相棒に秋を求めて走る事にしました。
目黒製作所から受け継いだ川重製空冷バーチカルツインの目覚めはとても良好です。
最近は昔のキャブ車は始動性が悪いとか、直ぐ調子を崩すからどうのと云う事を見聞きします。
このW2SSは1968年製です。
もう30年も乗っていますが。今までにキャヴが原因でトラブルに成った事は皆無です。
さて讃岐路を田舎に向けてドコドコと駆けて行きます。
もう稲穂は頭を垂れて黄金色のいでたちです。
彼岸花も傍らに咲いて、秋の景色を目に楽しませてくれます。
単車を停めて、その秋の空気をいっぱいに吸うと清々しくも、実りを感じる味わいです。
耕運機や昔の発動機のスロー音に近い鼓動だからでしょうかね。
そして、こんなにも人間の心臓の鼓動に近い排気音を持つ単車はもう出て来ないでしょうね。
さて、田舎の空気を味わいながら、ワィンディングを駆け抜けて行きます。
そんなにスピードを楽しむという訳では無いですが、飛ばさなくても楽しい単車は長く付き合えますね。
こんな景色の中にWはとっても似合いますね。
気が付けば30年も乗り続けたW2SSですが、最初は右チェンヂ、左ブレーキという足の操作に戸惑いながら乗っていたのが懐かしいです。
本当に鉄馬というに相応しい単車ですが、秋の空気を感じながら走るのが似合っています。
気持ちの良い秋は短いかも知れません。
その秋を出来る限り満喫したいと思います