車検に向けてメンテナンス 点火系編
2015年 12月 21日2年間ってあっと言う間に経ちますね。
でも整備すべき所は色々と有ります。
先ずは点火系のチェックをしてやります。
プラグを外して焼け具合を見てやると、黒く燻っていました。
少々吹け上がりも重たいと感じていたので、先ずはプラグを清掃してやります。
そしてポイントカバーを外してポイントを擦り合せて電気の流れを良くしてやります。
このポイントの擦り合わせの如何で単車の調子が左右されますね。
良く考えるとうちの単車達の中でポイント点火じゃないのはCS250のみです。
それだけ旧い単車ばかり乗っているんでしょうね。
擦り合わせは細かい目の紙やすりでポイントの接点をゴシゴシ磨いてやり、名刺を細く切ったペーパーを二つ折りにしてまた接点を磨いて仕上げてやります。
それを何度か繰り返して、キーをオン、キックを踏み下ろすと一発で発動機始動。
そのまま暖気をしてやりつつ軽くアクセルを煽ると、レスポンスの良い吹け上がりが電気の導通とシリンダー内の燃焼の良好さを右手に感じられます。
そして耳には心地良くも力強いアイドリングの鼓動が聞こえ、目には鋭く跳ね上がるタコメータの針の動きと共に500回転程を指す針が心臓の鼓動にも似た排気音と共に小刻みに動いて楽しませてくれます。
様々な箇所からのメカノイズが路面を叩くが如くの鼓動に重なり合いますが、このハーモニーはいつまでも聴いていたくなる独特のサウンドです。
走行した時の加速音や巡航している時の排気音も良いですが、このスロー状態が奏でるサウンドは今に無いサウンドでしょうね。
辺りの冷えた空気をも震わせてくれますが、寒い時程排気音は乾いて聞こえますね。
さて次は消耗部品の交換作業をしてやる事にします