特攻グライダー神龍
2014年 04月 22日始動は一発でW2SSは目覚めます。
バッテリーが新しいのも効いているのでしょうね。
軽く暖気して走り出します。
今回は東に向けて走る事にしました。
目指すは津田町の羽立峠です。
此処には以前ブログにも紹介しましたが、人間魚雷回天が有ります。
その横に新しく、特攻グライダー神龍のレプリカが展示されているという事であります。
津田町までWの排気音と振動を楽しみつつ走ります。
Wは快適に津田町の羽立峠に差し掛かり、独特の排気音を吐きながら上って行きます。
峠を上りきって下ると右に小さな案内看板が見えました。
いよいよ神龍との対面です。
神龍は回天の手前に鎮座しています。
この神龍は回天と同じく乗り手が犠牲と成って敵に体当たりして爆破するという恐ろしい兵器です。
実戦に使う前に終戦を迎えたようですが、こんな物を実際に使っていたらと思うと情けなくなります。
コクピットも忠実に再現されていました。
シンプルな操縦桿と計器、スイッチ類が並んでいます。
機体は木製で幌を使ってグライダーのシルエットを形成しているようです。
終戦間近の日本軍の物資不足が窺い知れます。
人間の命もちっぽけな物として扱われたんでしょうね。
何とも情けない気分になりました。
回天越しに神龍を見るとどちらも異様な雰囲気と云うか、何故か冷たい感じがしました。
Wで帰る道中、現代の自分達は単車の鼓動や振動を味わいつつ走っているのが、とっても贅沢な気がします。
当時の兵士の感じた鼓動と振動は生と死の淵を彷徨うものだったんでしようね。
決して戦争と鎮魂の英霊の存在とを忘れては為らないなと強く感じました。
いつかまた此処へは訪れたいと思いました
この言葉で全てが感じられますが特攻とはそういった物なんでしょうね。。。
エンジンの鼓動も感じる精神状態でも無いだろうし特攻先まで飛ばせれば充分なエンジンだったのでしょう。
悲しい鼓動だったのでしょうね
なんともやるせません
我々はカブの鼓動で程良い陶酔感を感じられる恵まれた時代だと感謝するだけです。
情けない日本の国がありましたね。
こんな世界が罷り通ったんですよね。
何とも情けないです。
今の人間は先人の遺徳で成り立っているんですね。
その事実に敬念を捧げたい思いです。
uraraさん
正しくそうですね。
回天は知識がありましたが、特攻グライダー神龍・・・知らなかったです。
KAZさん、今ある幸せな時間に感謝ですね~Wの鼓動と咆哮は心地よい!!(^へ^)w