永遠なれ パコデルシア
2014年 03月 06日かつて高校時代からエレキギターを抱えて学校へ通っていた自分です。
そんな時ってエレキギターの事しか頭に無く、他にもギターは有るのにも関わらず目にも耳にも入らなかったものです。
しかし聴くジャンルが拡がるにつれて、色々なギタリストの演奏を聴くようになります。
そんな時にアルディメオラを知ったのでありました。
エレクトリックなディメオラから入って凄さを知ります。
そしてディメオラがアコースティックギターでのトリオ演奏のアルバムを出したとの事で買ったのが、アコースティックスーパーギタートリオライヴでありました。
ジョンマクラフリン、アルディメオラにパコデルシアという凄腕のギタリストの演奏にノックアウトされてしまいます。
三人共に個性が違うギター演奏ですが、特にパコデルシアの演奏は独特で陶酔してしまうものが有りました。
このライヴアルバムは、もう何百回聴いたか解らないほどに聴きました。
その後、単車仲間のKHさんからカストロマリンというアルバムを頂いて、こちらも愛聴盤となります。
情熱的なフラメンコギターの調べは、聴く者を圧倒しますね。
その後中古屋さんで炎も手に入れて、何れもレコードプレイヤーで聴く楽しみとなりました。
演奏もさる事ながら、録音の良さも特筆物で、パコのツーフィンガーが手に取るように解る程と云えば大袈裟でしょうかね。
しかし惜しいギタリストを亡くしました。
天才と謳われたパコデルシアは唯一無二のギタリストです。
そしてジャンルを超えてスパニッシュの魂を六本の弦で、世に弾き出した偉人であります。
パコのような独創的で情熱的なギターは何処にも無いですね。
偉大なる巨星が他界しましたが、私達の心と魂にはパコのギターの響きが残っています。
有難うパコデルシア
今朝がた、フライデーナイトin サンフランシスコとパッショングレース&ファイヤーの二枚のスーパーギタートリオのレコードを棚から取り出してきました。自分は多分にオーディオ的観から聴いていましたが、三人のギターの絡み合う様は素晴らしく、再生音楽の域を極めたものでした。慎んでご冥福をお祈りいたします。
あんなギタリストはもう出て来ないでしょう。
パコのアルバムはいつ聴いても新鮮です。
アナログ人間の自分ですが、ギター1本が爪弾き出す音に独自の世界が有る様に思います。
時たま聞こえるギターボディを叩く音やパコの息遣いや声に生々しさを覚えてしまいます。
また一緒に呑みながら語り合いたいですね。