人間魚雷 回天一型と二台だけのZミーティング
2012年 11月 16日昨年も参加したとっても大きなイベントです。
Z乗りの友人にも会場で会う約束もしていましたが、生憎の悪天候で参加は見送りと成りました。
後で聞くと鳴門大橋は二輪通行禁止に成っていたようです。
淡路と四国を結ぶフェリーも廃止されて久しいので無理して渡っても帰って来れなかった可能性も有りましたね。
何だか残念なので、お互いにミーティングに行くつもりにしていたmichangと二台だけのZミーティングを後日する事にしました。
彼は少し前に黒いZ1-RからZ2に乗り換えています。
そのZ2ですが以前はノーマルだったのが、チタン四本出しマフラー、CRキャヴ、バックステップキット、カーボンリヤフェンダーと色々とカスタムされていました。
二台のZ乗りは暫しのミーティングの後に東へと向けて走り出します。
肌寒い中革ジャンに身を包みアクセルも開け気味で空冷四発大排気量車を走らせます。
目指したのは以前から気になっていた、人間魚雷回天一型のレプリカです。
津田町のとある場所にひっそりと鎮座しているとの情報のみで走りましたが、小さな看板が目に付いてすんなり辿り着く事が出来ました。
回天一型は小高い空き地にひっそりと鎮座していました。
久し振りに被ったフルフェイスヘルメットを脱いで人間魚雷を観察します。
michangは以前に呉で魚雷の本物を見た事が有るそうです。
自分は今回が初めてで異様ないでたちに少し興奮しました。
全身真っ黒く全長は14.5メートルもの長さです。
二重構造になった金色のスクリューが漆黒の中に一際映えていました。
自分が小学生の時に道徳映画を見た中に人間魚雷に乗り込む兵隊さんの物語がありました。
正しくこの回天に乗った兵隊さんだったんでしょう。
潜望鏡を覗きながら魚雷を操縦する兵隊さんの後姿と様々な感情が入り混じって敵艦にぶつかって行く有様は今も忘れていません。
今後こんな物が使われる事の無いよう平和を祈る製作者の想いが書かれた説明と魚雷の後ろ側に観音様が祀られていました。
国の為に命を捧げられた兵隊さんの大蔭で今日の平和が有りますね。
回天一型を後に二台のZは来たルートとは別のルートで帰路を目指しました。
久々に乗るZ1-Rですが、調子は良く快調に走ってくれました。
帰りの道で四輪に煽られたりもしましたが、二輪の特性を活かして我々の遥か後方にと置き去りとなります。
ミーティングも良いけど走るのはもっと楽しいですね。
Z1-Rのカウリングとフルフェイスヘルメットが寒さを少し和らげてくれました。
michang号の咆哮を聞きながら二台だけのZミーティングはお開きです。
回天一型がその二台に加わって意義有る楽しい時間でありました
こういう展示物に色々と考えさせられます。
戦争は、したらあかんね(T ^ T)