うだつ造りの町並み
2010年 03月 03日神社や仏閣はもとより旧い町並みも好きです。
今回は姉と一緒に出掛ける機会を得て、徳島は脇町のうだつの町並みを見に行きました。
丁度息抜きもしたいなーと思っていたので二つ返事でした。笑
父も一緒に出掛ける事となりラルゴで行きました。
この日はとっても暖かい日でしたので黒いボディのラルゴの中も暑かったですね。
一時間程走って目的地に着いた頃には半袖姿でしたね。笑
駐車場から町並みまでも半袖の人が殆どでした。
恐らく気温はかなり高かったと思われます。
早速うだつの町並みをじっくりと拝見させて頂きます。
因みに「うだつ」とは一階の軒の上についた白い漆喰部分を云い、元来は隣家との境に設けた防火壁の事。豪商の邸宅では、装飾が施されたり写真のように鬼瓦までつけるなどをして豪華さを誇る。
「うだつが上がらない」という表現はここから生まれたようです。
木造建築と白い漆喰そして瓦が調和して、独特の雰囲気を醸し出しています。
鬼瓦の顔は厳めしいですが、格式と身分を象徴していたんでしょうね。
建物の屋根下の左右に見える白い部分がうだつです。
漆喰の白さが際立ってとても綺麗です。
この状態を今迄維持して来たのは大変な事でしようね。
でも文化財としてこれからも残しておきたいものです。
中には実際に住んでおられる家も有りました。
うちの姉も自分と性格が良く似ているんでしょう、興味津々に眺めています。
父親は疲れたのか何処かへ座り込んでしまい姿が見えなくなりました。
八角形のお洒落な電話ボックスが有りました。
実際に電話している人も居ましたが、中で携帯を使って話している人も居ましたねー笑
向こうから此処に住んでいる人らしい方が単車で走って来たりして、観光地というだけでなく実際の生活感も感じられました。
やっぱり家も道具も単車も同じですが、使ってなんぼですよね。
木造の空気というか自然の物ばかりで出来た家で住むのっていいですよね。
これは町立図書館ですが、こんなところで本を読んだりして時間を過ごすのもやってみたいものです。
この建物が元々のうだつ造りの家屋を図書館にしたものか、どうなのかは解らないですが魅力的な形で白壁に漆喰で脇町立図書館と印されています。
しかしこのうだつの町並み群には感動しました。
癒されたと云っても過言ではないでしよう。
森林浴っていう言葉が有りますが、木造建築浴っていう言葉が相応しいようです。笑
町並みから外れた場所にオデオン座と云う町立劇場が有りました。
昭和九年に建築されたという建物は大正ロマンも漂う木造の芝居小屋です。
讃岐には金丸座という歌舞伎小屋が有りますが、ここも違った魅力が有ります。
中を見学したかったんですが、残念ながら時間に追われてしまいここでストップです。
帰路の車中で姉と色々話しましたが、また来たい場所のひとつとなりました。
そしてまだ来た事の無い方々にも是非お奨めの場所です
KAZさんのブログには古い街並みや家屋が登場しますね、懐かしい、どこかホッとするような気持ちになりますよ。
私も昔の宿場町などが残されているところを巡ったりします、もちろん家族と一緒です。観光地化されてるところがほとんどでしょうが、当時の街並みを維持するだけでも大変なことですからね、ましてや生活の場であれば不便なところもあるでしょう・・・
うだつ・・・の語源は聞いた事があるような? 当時はうだつが上れば立派なもんだ! ってなことですね(笑)
恐らく今迄一度も交換していないと記憶しています。
今回のうだつ造りの町並みですが、ここはとっても魅力的です。
お土産も地元を感じさせるものが多く売られていました。
藍染なんかはその一つですね。
うだつの上がる、上がらないの語源になったのは以前から知っていましたが富と格式の象徴って今はどれが表しているんでしようね?
良く解らない世の中のような気がします。